小学生英検受験で覚えたいテクニック その1読み飛ばし
小学生に英検受験を教える際、必ず教えているテクニックがあります。それは、「分からない単語は読み飛ばす」というテクニックです。
「テストを受けるのにテクニック!?本当の英語力が身につかないじゃない!」と思う方もいるかもしれません。でも、まぁちょっと待ってください( ̄y▽, ̄)╭
これは大人のビジネス英語でも重要になるテクニックです!
英検テストを通じて、ただの「英語」ではなく将来役に立つ英語テクニックも英検を通じて学べます!また、この学習をしていく中で、子供のやる気スイッチを押すポイントもございます!( `・∀・´)σ_ポチッ!
是非とも読んでいただき、英語テクニック習得と子供の学習の参考に役立ててください!
なぜ、読み飛ばしが重要 (。´・ω・)?
英検テストで出てくる単語の量は多いです。英検5級レベルの単語は基礎的なものが多いので、全部覚えて欲しい!と思うかもしれません。
しかし、まだ漢字や日本語を一生懸命覚えている多くの小学生にとって、慣れない言語の単語の読み方や意味を理解し、覚える事は簡単なことではありません。大人でも、「学生の時に単語の暗記でつまづいた!」という方もいるのでは無いでしょうか。それだけ、普段使っていない言語の単語を覚えるというのは簡単では無い作業です。
そこで、重要なのは「知らない単語が出ても、堂々としておく図太さ」です。単語一個読めないせいで文章全体が分からない、ということはそうそうありません。
例えば、過去問から次の文。
My sister usually play tennis ( ) Saturday.
「usually」という単語が分からなかったとします。しかし、飛ばして読んでも意味は通じます。もちろん、問題も解けます。
ここでのポイントは曜日の情報を付け加えるとき、前置詞は何か?ということです。
正解は「on」ですね!
このように、1つ単語がわからなくても、問題など解けてしまいます。
英検の試験には、時間制限があります。そのため単語が分からないからと言ってたちどまっている時間はありません。
これは、大人になってもそうです。ビジネス文書を読んでいて、知らない単語が現れたとき、丁寧に毎回調べている時間などありません。大事なのは、分かるところはザッと読んでしまい、大体の内容、流れを把握することです。
大人でも子供でも、英語に慣れていない人は知らない単語があるとついついそこで立ち止まってしまいがちです。これは、大きなタイムロスにつながります。
どんな仕事でも、限られた時間の中で最大限自分の最高のパフォーマンスを出すのは、非常に重要なスキルです。
テストを受ける意義の一つに、この「時間制限」という緊張感の中で、自分の力を出し切る力を身に着ける事があります。せっかく「英検テスト」という緊張感のある世界に挑戦をするので、未来を想定して、あえて読み飛ばす技術も身につけられるようにしていくと良いでしょう!
推理力をつける =͟͟͞͞( ✌°∀° )☛ <この単語はお前だ!
もう一つ、読み飛ばしを勧める理由があります。
それは、知らない単語の意味を「推理する力」を養っていくためです。これも、将来の受験やビジネスシーンで重要になります。
先程の例文を元に考えてみます。
usually を空欄にして日本語の意味を考えると、「私の姉は 〈?〉 土曜日にテニスをする」となります。〈?〉に入る言葉を想像すると、「いつも」や「普段」「たまに」など、頻度を表す言葉かな?と想像ができます。実際に、正解は「普段」です。
ビジネスシーンや受験では、膨大な文章の量を読みます。そのとき、いちいち単語の意味を辞書で調べている時間はありません。最終的に調べるにしても文章全体の流れを理解した上で、「こんな単語がくるのではないか?」と予想をした上で調べる方が、はるかに効率的に仕事ができます。
また、この後にも紹介をしますが、子供達はクイズが好きだったりします。知らない単語はクイズにしてしまって、名探偵コ〇ン並み当ててもらいましょう!そうすると、学習効率の面でも、意外な相乗効果が出てきます (´c_` )ホー
読み飛ばす技術をつけるには?(´・ω・`)
読み飛ばす技術を身に着ける勉強法は、大人が一緒に過去問を解いてあげることです。
過去問には、わざと難しめの単語が入っていたりします。それは、もちろん単語力を測る意図もありますが、知らない単語があっても問題をちゃんと解けるか?ということを測る部分もあります。
子供と一緒に過去問を解いて、子供が読めない or 理解できないで立ち止まったとき、「そこは飛ばして、とりあえず進もう オーライщ(゚д゚щ)オーライ」と促してあげましょう。
何度かこの促しをしてあげると、知らない単語でいちいち立ち止まらず、次に進む力がついてきます。そして、「なんだ、解けるじゃん」の感覚が養われてきます。
慣れてきたら、もう一度読めない単語がある文章を振り返り、今度は「この単語の意味はなんだろうね?」とクイズを出してみましょう!
文章の流れから、単語の意味を推理する力が養われてきます。
=͟͟͞͞( ✌°∀° )☛ <この単語はお前だ!
一度推理をしてから、辞書を使って調べると、学習も楽しくなってきます。当たった日には大喜びです。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。 ヤッターン♪ 。また、こうやって当てた単語は、不思議とパッと覚えてくれたりします。
さらに、親にとっては最大のチャンスでもあります。「やったじゃない!すごい!なんで分かったの!!天才!!!ヽ(●´∀`)○´∀`)ノ」などとはやし立てれば、子供のやる気スイッチをオンにすることもできます。
どうせ学習するなら、少しでも楽しい方がいいですよね!
いかがだったでしょうか?子供に英単語を覚えさせるのに苦労する!という方は多いと思います。しかし、英単語帳に出てくる単語を隅々まで覚える必要はありません。次の級の練習をし、受験をする頃には前の級の単語くらい覚えちゃったりします。
英語で大事なのは、単語の一つ一つの意味を理解することではなく、読んだり聞いたりした文章を理解することです。この「読み飛ばし力」と「推理力」は、本当に重要な力ですが、学校の学習などでは中々習う事ができません。
小学生で英検テストにチャレンジしている子たちは、是非テストを通じて、こういった技術面も自然と身につけていけるといいですね。( ̄▽ ̄*)b
ご精読ありがとうございました。( ゚д゚)つ Bye
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